最新判例
 
令和4年1月2回目紹介判例
(令和4年1月6日新着判例より)


話題の判決
テレビ、新聞記事などで報道され、注目された最新判決を「話題の判決」としてご紹介します。


【文献番号】 25571876
・裁判年月日 令和 3年12月22日
・文献種別 決定/最高裁判所第二小法廷(許可抗告審)
・事件番号 令和3年(許)第4号等
・事件名 再生計画認可決定に対する抗告棄却決定に対する許可抗告事件
・概要 医療法人を再生債務者とする再生手続においてされた再生計画認可の決定に対し、再生債権者である各抗告人が民事再生法174条2項3号等に該当する事由があると主張して即時抗告をしたところ、原審が上記事由はないとして抗告棄却決定をしたため、各抗告人が上記決定に対して更に抗告をした事案で、上記決議について民事再生法174条2項3号に該当する事由はないとした原審の判断を是認することができるとして、本件抗告を棄却した事例(補足意見がある)。

【文献番号】 25591322
・裁判年月日 令和 3年11月 9日
・文献種別 決定/東京高等裁判所(抗告審)
・事件番号 令和3年(ラ)第2391号
・事件名 新株予約権無償割当差止仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件
・概要 相手方(債務者)の株主である抗告人(債権者)らが、相手方に対し、相手方取締役会によって導入が決定されたいわゆる有事導入型買収防衛策に基づく対抗措置の本件新株予約権無償割当てについて、〔1〕株主平等の原則(会社法109条1項)に違反する法令違反がある、〔2〕著しく不公正な方法により行われるものである旨主張して、同法247条1号及び2号(類推適用)に基づき、これを仮に差し止めることを求めたところ、原審は、被保全権利についての疎明がされていないとして、抗告人らの本件申立てをいずれも却下したので、これに不服の抗告人らが本件抗告をした事案で、抗告人らの本件申立ては、被保全権利(会社法247条1号及び2号(類推適用)の差止請求権)についての疎明がされていないので、抗告人らの本件申立てはいずれも却下すべきであるから,これと同旨の原決定は相当であるとし、抗告人らの本件抗告はいずれも棄却した事例。


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